政治学方法論：計量分析 (KH's web site)

■ Last Modified 2006/05/03 22:00 ■

計量分析

総合

Content Analysis: ジョージア州立大学・William Evans 教授が運営する，テクストの計量的内容分析に関する総合サイト．参考文献，ソフトウェアの紹介，メーリングリストなど．; http://www.car.ua.edu/
Political Analysis: アメリカ政治学会政治学方法論分科会の機関誌．統計分析を中心に，政治学方法論の最先端の議論が載る．本文を PDF ファイルでダウンロードできる．論文によっては追試用のデータもダウンロードできる．; http://polmeth.wustl.edu/polanalysis.php
Political Methodology Video Series: アメリカ政治学会方法論分科会が中心になって編集された統計分析のビデオ集．政治学方法論の第一人者が出演している．オンラインで閲覧することができる．; http://psweb.sbs.ohio-state.edu/methods_videos/
Guidelines for Statistical Analysis: 医療専門誌 JJCO に投稿される臨床研究論文の作成に際して，統計解析の結果をまとめる上での実用的な手助けとなることを目的として作成されたガイドライン．もとは「Japanese Journal of Clinical Oncology 投稿に際しての統計解析結果のレポートに関するガイドライン」として公開されていたが上記に移転．; http://www.jjco.org/manuscript/guideline.html
WWW で統計を学習しよう: 統計学についてのリンク集．統計学のあらゆる分野を網羅し，更に各統計パッケージ，学習に役立つデータ集，検索サイトなど，とにかくなんでもある．; http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/statedu.html
Web 版インターネット時代の数量経済分析法 ―基礎からニューフロンティアまで―: 1999 年に多賀出版から出版された同名の著書の Web 版．各章の担当者が本と同じ内容を簡潔に解説している．統計学の理論に加え， TSP の使い方，インターネットを利用した統計分析の方法も解説している．; http://stat.eco.toyo.ac.jp/econo/
『ODA大綱の政治経済学』サポート・ページ: 1999 年 10 月に出版された同書の斎藤淳氏担当箇所を著者自身がフォローするページ．回帰分析を中心とした統計分析の基礎をやさしく丁寧に解説している．そのほか，分析に使用されたデータセットの解説など．; http://pantheon.yale.edu/~js454/oda/0900oda.html
おしゃべりな部屋: 群馬大学社会情報学部の青木繁伸氏のページ．Web 上で実際にデータを解析してその結果を返す機能がある．さらに統計学の自習用のページや用語辞典など，初級・中級の自習に最適かもしれない．統計学のほか，熱帯魚やプラネタリウムなど個人的な趣味のページもある．; http://www.si.gunma-u.ac.jp/~aoki/
日本行動計量学会: 計量的方法の開発とその応用を目的とした学会．統計分析と数理分析を主に扱う．学会や研究会の紹介の他，機関誌『行動計量学』『Behaviormetrika』の目次を見ることができる．; http://wwwsoc.nii.ac.jp/bsj/
社会調査の道具箱: 研究のための心構えから分析の手順，データの入手先や研究発表のノウハウまで，社会調査に必要な知識を得るための情報源を，文献・インターネットを問わず広く紹介する．; http://www.nara-u.ac.jp/soc/staffs/mabuchi/toolbox.html
文部科学省統計数理研究所: セミナーや公開講座のお知らせなど．公開講座は会費を払って参加する統計学の講義．; http://www.ism.ac.jp/

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入門・解説

Electronic Textbook StatSoft: 統計パッケージ STATISTICA を作成している StatSoft が提供する統計学のオンライン教科書．; http://www.statsoft.com/textbook/stathome.html
Handbook of Mathematical Functions With Formulas, Graphs, and Mathematical Tables: 定番ハンドブックのウェブ版．たいていの関数の説明などはこれを見ると見つかる．; http://www.convertit.com/Go/ConvertIt/Reference/AMS55.ASP
TANAKA Katsuto: 一橋大学の田中勝人先生のサイト．統計分析に関する各種レジュメ等を公開している．; http://wakame.econ.hit-u.ac.jp/~tanaka/org.html
心理・教育のための統計の初歩: 統計分析の考え方から，多変量解析， SPSS や SAS などによる統計分析の手順など，統計学の基礎から応用までを詳しく解説したサイト．; http://grace.ceser.hyogo-u.ac.jp/sta/
上智大学経済学部出島敬久研究室: 計量経済学を中心に，統計分析の解説，学び方，自身の研究の紹介と，非常に有益かつ読みごたえたっぷり．; http://pweb.sophia.ac.jp/~t-dejima/
佛教大学社会学部応用社会学科内藤研究室ホームページ: 実例を用いて詳しく解説する「SAS と Excel でのアンケート集計法」，自身が関わった社会調査の調査票や結果などを公開している「社会調査結果サービス」など．; http://www.bukkyo-u.ac.jp/mmc01/naito/

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ソフトウェア

総合

Boston College Department of Economics, Statistical Software Components: IDEASのホスティングする統計パッケージ用のモジュール集．; http://ideas.repec.org/s/boc/bocode.html
Training & Consulting: Statistics: SAS，Stata，SPSS などの統計パッケージについてのチュートリアル，統計学の教科書の詳しい紹介など，統計学を学ぶにあたって直接役に立ちそうなコンテンツが充実している．UCLA Academic Technology Services が提供．; http://www.ats.ucla.edu/stat/

R

The R Project for Statistical Computing: The Comprehensive R Archive Network（CRAN）の公式サイト．R は統計ソフト S-plus をオープンソース化した統計解析・グラフィックパッケージです．最近は教科書なども出版されるほど広まっている．; http://www.r-project.org/
統計解析ソフト R の備忘録頁: 日本語では一番情報が系統立ってまとめられている．~~2004年2月で終了とか．~~竹澤邦夫氏のサイト内「舟尾暢男さんの作品集」にて再公開．; http://cse.naro.affrc.go.jp/takezawa/r-tips/r2.html
租界〈Ｒ〉の門前にて: 統計言語「Ｒ」との極私的格闘記録とか．; http://cse.niaes.affrc.go.jp/minaka/R/R-top.html
RjpWiki: R に関する日本語による情報交換を目的とした Wiki．; http://www.okada.jp.org/RWiki/
R on Windows: 竹内昌平氏による制作．初めて使う人を対象としたRの入門ページ．他に「Rで統計モデル」「Rでグラフィックス」というページもある．
R でバッチ処理: http://www1.accsnet.ne.jp/~gen/R/whatIwant.html
R による統計処理: http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/
間瀬茂ウェッブページ: http://www.is.titech.ac.jp/~mase/index-j.html

SAS

SAS / SAS Institute Japan: ユーザー側で細かな設定が可能．細かい分析では他の統計ソフトに比べて精度が高いとの評価もある．使ったことがあるのは DOS 版だけなので最近どうなっているのかはよく分からない．ライセンスが一年毎のレンタル契約のため個人で持つには不向きか．; http://www.sas.com/
Windows版SASによる基本プログラミング WEB版: 岐阜大学医学部公衆衛生学講座で作成のSASの基本操作に関するマニュアル．; http://www.gifu-u.ac.jp/~ph/SAS.htm
はじめてのSAS: 大阪大学人間科学部助手の原田章さんが作成．; http://koko15.hus.osaka-u.ac.jp/~harada/sas/
SAS pgm: 早稲田大学の鈴木督久先生による作成．SAS の操作に関するサンプルプログラム集．; http://www.littera.waseda.ac.jp/faculty/stok/menu04.html

SPSS

SPSS / SPSS Japan: 経済学を除き，日本の社会科学系の分野では（たぶん）もっとも普及している統計パッケージ．ほとんどの操作を GUI で行うことができるのため，初学者でも手軽にすることができる．多少融通が利かないこととバグが多く，値段が高いくせにしょっちゅうバージョンアップするところから嫌う人も多いが，別売りのオプションをそろえればかなり高度な分析も比較的容易に行うことができる．関連書籍も多く，多くの大学で導入されている．; http://www.spss.com/
SPSSときど記: 香川大学堀啓造先生のサイト内にある SPSS 情報ページ．便利な使い方やバグ情報，関連リンクなど．; http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki0.html
SPSSおたすけマニュアル: 南山大学文学部教育学科，人文学部心理人間学科の学科科目として開講されている「調査・測定法」受講者を対象とした SPSS の操作法のサポートページ．; http://www.nanzan-u.ac.jp/~urakami/u-spss/SPSS_f.html
相関，回帰，データ加工，グラフに関する SPSS の使い方: ポピュラーな統計パッケージ・SPSS の基本的な使い方を説明するマニュアル．Excel 形式のファイルを利用する方法も解説されている．中央大学経済学部が作成．; http://www.econ.tamacc.chuo-u.ac.jp/html/spss/spss-top.htm

STATA

STATA Coporation: アメリカの政治学者の間では比較的メジャーな統計パッケージだが，日本では一部のコアなユーザーによる使用が中心．SAS や SPSS と異なり，この一本で大抵の基本的な分析を行えるところが個人で購入するには嬉しい．学生用ライセンスもあるが，購入には所属機関が STATA に加盟していることが必要．ICPSR のサマースクールに参加するとそこで学生ライセンスが購入できる．; http://www.stata.com/
STATA FAQs: STATA Coporation が作成するオンラインヘルプ．非常に充実．; http://www.stata.com/support/faqs/
UCLA Stat Portal: UCLA 作成のリンク・およびリンクページの検索エンジン．STATA のオンラインヘルプと併せて使用することでほぼすべての範囲をカバーできる．; http://statcomp.ats.ucla.edu/stata/
ネコでもわかるStata入門 [PDF]: 別所俊一郎氏による STATA の入門向け解説．; http://www22.ocn.ne.jp/~shunkun/paper/02/stata1.pdf
経済分析のためのStata入門: 松浦寿幸氏，佐々木明果氏，渡辺善次氏による作成・公開．STATAの基本的操作法から記述統計，回帰分析，パネルデータ，サバイバル分析などを扱う．; http://park1.wakwak.com/~mt_tosiyuki/stata-manual.htm
Stataの「使える」adoファイル: 社会学の筒井淳也先生よる作成．日本語での STATA の解説は意外に少ないので貴重．; http://homepage3.nifty.com/sociology/index_folder/stata_ado.html

その他

EUGene

D. Scott Bennett と Allan C. Stam, III という政治学者が開発した，紛争研究の統計分析のためのソフトウェア．紛争発生の期待効用理論（注）の検証のためのデータを作成する機能と，紛争研究によく使われる変数をもったデータセットを作成する機能を持つ．Windows 版のみ．無料．

http://eugenesoftware.org/

（注）作者らは以下の研究を念頭に置いている．

Bruce Bueno de Mesquita and David Lalman, War and Reason : Domestic and International Imperatives, New Haven: Yale University Press, 1992.
Bruce Bueno de Mesquita, The War Trap, New Haven: Yale University Press, 1981.
Bruce Bueno de Mesquita, "The War Trap Revisited," American Political Science Review, 79: 156-177, 1985.

KH Coder

内容分析（content analysis）もしくはテキストマイニングのためのフリーソフトウェア．様々な日本語テキスト型データを計量的に分析するために作製された．

http://khc.sourceforge.net/

LispStat

Lisp-stat (Xlisp-stat) は統計分析のためのソフトウェア．無料．UNIX/Linux 版， Mac 版， Windows 版がある．このサイトは Lispstat についての簡単な説明と，入手先，使い方の情報源へのリンク集がある．

http://datamining.tama.ac.jp/~yama/lispstat/

R-code (ftp): R-code は， XLisp-stat を GUI で使うためのプログラム．これがあれば，対数変換，回帰分析，グラフ描画，回帰直線のフィットなど，線形・非線形回帰分析のほとんどの作業がクリック一つででき， Lisp 言語でプログラムを書く必要が無い．ここに掲載したのは FTP で， UNIX 版（ Linux でも使用可）を無料でダウンロードできる．「 rcode.readme.unix 」というファイルにインストールの方法が解説されている．Windows 版と Mac 版は， R. Dennis Cook and Sanford Weisberg, An Introduction to Regression Graphics (New York: Wiley-Interscience, 1994)の付録という形で配布されている（この本は全編 R-code を使った回帰分析の解説書）．; ftp://ftp.stat.umn.edu/pub/rcode/

Ngraph

数値データを 2 次元グラフ化するソフト．無料．回帰直線のフィットや簡単な数値演算もできる．Windows 版と Linux 版がある．

http://www2e.biglobe.ne.jp/~isizaka/

Statistical Software by Gary King

ハーバード大学・Gary King が開発し論文やワーキングペーパーで発表した，統計分析に役立つソフトウェアを多数ダウンロードできる．Gary King 教授は政治学方法論，特に統計分析における第一線の研究者．

http://GKing.Harvard.Edu/stats.shtml

Estimation and Inference via Bayesian Simulation: an on-line resource for social scientists

投票行動やコーポラティズムなどに関するデータを用いたベイズ・シミュレーションを扱うサイト．データ，統計パッケージ用のプログラム，実際の応用例などがダウンロードできる．

http://tamarama.Stanford.EDU/mcmc/

参考：

Simon Jackman, "Estimation and Inference via Bayesian Simulation: an introduction to Markov Chain Monte Carlo,# American Journal of Political Science, 2000, Volume 44(2), 369-398.

Curtis S. Signorino